「あの店美味しかったよね。」
こう言えるのは、他の店を知っているからである。
「これ安くていいよね。」
こう言えるのは、他のものを知っているからである。
だから、目の前にあるものが善いのか悪いのかを判断するには他を知らなくてはいけないのである。
そして、その判断は一方向より二方向、二方向より三方向、三方向よりn方向と、多ければ多いほどよい。
なぜなら、例えば、円柱は前から見たらただの長方形だが、上から見れば丸、だから壁がカーブしているのがわかるように、比べる軸は多い方が、正確に目の前のものを描写できるのだから。
故に、僕らは学ぶ必要があるのだ。