art.22 せめておいしいものだけでも食べようかと思う

人狼ゲーム

過去数回しかやったことはないが、欺瞞、偽証、詐偽、不信、信頼、懐疑などといった人間心理を臨場感たっぷりに生体験でき、かつ自分の頭の悪さとキャパ容量の低さを自己認識できる疲れるが楽しいゲームである。

人狼慣れしている人の話では、人狼が上手い人は頭が良いだけではない「何か」があると言う。僕は人狼慣れしてはいないが、彼らが言う「何か」はおおよそ見当がつく。

それは、見逃さない能力だ。

あなたは、500円硬貨の図柄を思い出せるだろうか。多分覚えていないはずだ。なぜなら図柄なんて覚えなくても500円がわかるから。見逃さない能力とは、人がスルーするものに反応できることと言い換えてもいい。つまり500円の図柄を言える人だ。

人狼ゲームは推理(論理)能力や環境把握能力の他にそういった人としての能力、人間力とでも言えばいいのかわからないがそんなものが必要で大切でかつ要なゲームだと個人的には思う。

つまり僕には頭の良さも無ければ、人間力もないと言うことで、せめておいしいものだけでも食べ自分を慰めようかと思う。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です