art.35 安定と不満の間で

人は変化を極度に恐れる生き物だ。安定して食べられる環境があるのに、わざわざ危険を犯す必要はない。危険を犯すときは安定が崩れたとき。それはリスクを犯してリターンを求めるときとも言え、これが進化の歴史。故に、安定しているときに無理する必要はない。

でも僕らはなぜか安定が続くと不満も膨らむ。その安定と不満の間で人は愚痴を言う。きっと僕らの本能は安定を求めながらも、変化も求めるというわがままな構造になっているのだろう。

どちらのわがままに比重を置くかは好きに決めていただければと思う。僕は、せめておいしいものだけでも食べるというわがままをし続けるつもりだ。

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