art.41 上を見たらキリがない

欲があることがいいのか悪いのかはわからない。あるからこそ頑張れるとも言えるし、あるが故に苦しむとも言えるから。

また欲があるから自分と他人を比べてしまうのかもしれない。人より優位に快適に過ごしたい。隠さなくていい。大なり小なりあるはずだ。

だけれども、自分よりすごい奴は腐る程いる。仮に人間力というような曖昧なものがあったとして、そのトータルでは自分の方が上でも、専門的な技術、例えば、お金を稼ぐのが恐ろしく上手い人、異性から異次元レベルでモテまくる奴、体重60kgの男がベンチを200kgを上げるとか、そういったレベルで見ると、全てにおいて他者より優位に立つなんてことは不可能だ。神でもない限り。

当然僕らは神ではない。だから、そんな現実を目の当たりにしたらもう努力はおろか、生きることさえ嫌になるかもしれない。

そんなときは、せめておいしいものだけでも食べてみたらどうだろうか。一人でおいしさを追求するでもよし、家族や友人とおいしいものを囲むもよし。その瞬間はきっと神になんてなろうとしていないはずだから。

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