art.76 たとえどんなに美しい人でも・・・

美人な人と話をした。

彼女は美しい。だから彼女の周りには男だけではなく女性も集まる。

彼女に憧れる女性は「あの人のようになりたい」と思い、彼女に恋を抱く男性は「あの人と幸せになりたい」と思うのだろう。

そんな彼女との会話はたわいもない話。

でも話の最中彼女はこんなことを言った。

「自分に自信が持てなくて・・・」

あの人のようになれたらと思う人には信じられない言葉だろう。

でもそれが彼女の本心なのだ。

 

仮に誰もが羨む宝石を持っていたとしても、持っている本人が宝石だと思っていなければ価値はない。

さて、あなたは他人の宝石にばかりに目がいっていないだろうか。

あなたの中にも宝石はあるかもしれない。

もし自分には何もないと思うなら、それは磨いてないからなのでは?

宝石は磨かなければ所詮ただの石ころなのだから。

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