できっこないをやらなくちゃ
これを言える人は当然「できっこないをやらなくちゃ」を現在進行形でやっている人だけである。
故に、できっこないをやってない人が「できっこないをやらなくちゃ」と言ったところで伝わるはずもなく、寒いだけである。
ただここで人は勘違いをする。「できっこないをやらなくちゃ」を伝えたいなら、「できっこないをやらなくちゃ」をしてから「できっこないをやらなくちゃ」と言おう、と。
こう考える理由はひとつ。過去(実績や結果)がないと言ってはいけないと思う勘違いだ。確かに過去は誰かに何かを伝える際には重要だ。ただこれだといつまでたっても何も始まらない。スタートは誰だってゼロだから。
「できっこないをやらなくちゃ」を伝えたいなら、できっこないをやっている「いま、ここ」の現在進行形を言うべきであり、それしか手段はないのである。
その積み重ねが過去になり伝わる人には伝わるが、その過去は、できっこないをやっている「いま、ここ」があってはじめて築けるものなのだ。
そして一番重要なのは、伝わっているのは過去ではなく、あくまで「いま、ここ」であることを忘れてはいけないと言うことだ。
では、僕も自分にできる「できっこないをやらなくちゃ」を「いま、ここ」でやろうかと思う。