art.33 主人公じゃない人生

世の中には圧倒的主人公オーラの人がいる。漫画の世界を具現化しているかと錯覚してしまうほどの主人公感。

そんな人を目の当たりにすると「人は誰しも自分の人生の主人公」なんて言葉は脇役の戯言でしかないと思える。

人は平等か?なんて青臭いことを考えるほど暇ではない。平等だろうと不平等だろうと生きていかなくはいけないのだから。得をしたい、損をしたくない、色々な思いがあるだろう。けどどちらを掴んだにせよ生きて行かなくてはいけないのが過酷な現実なのだ。

圧倒的な主人公になるのはそろそろ諦めて脇役なりに懸命に生きる覚悟をする。

主人公じゃなくても、おいしいものは食べられる。それだけじゃ不満足?

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