テレビタレントなんて言葉には馴染みがあるかと思うが、タレントとは元々は貨幣の単位である。
そこから重さとか技量とか様々な語義が生じて、今ではなんとなくではあるが「何かに長けた人」という意味が一般的に使われている。
芸能人がタレントと呼ばれる所以である。
とは言え、タレントの語源が貨幣の単位であると考えても、現代のタレントと呼ばれる人達は、自身が持っているタレントを増やしている人とも言えるだろう。
だから、長けた人なのである。
もちろん、最初から持つタレントの数は人それぞれだ。
2の人もいれば、5の人もいるし、10の人もいる。
2の人からしたら、10の人を羨ましく思うだろう。
けど、それを嘆いても仕方がない。
重要なのは、自分が持っているタレントを生きている間にどれだけ増やすかだ。
10を持っていてもそのまま何もせず溜め込んでいる人は自分の人生を生きていない。
逆に、2の人が3に増やし、4に増やし、5に増やしたところで命が尽きたとする。
10の半分の5タレントだが、きっと先ほどの10の人よりこの人は自分の人生に充実を感じながら死ぬのだと思う。
どちらを目指したいかは各々決めればいい。