art.3 せめておいしいものだけでも食べようかと思う

なぜ、エグゼクティブは身体を鍛えるのか?

10代の頃、映画が好きで狂ったように観ていた時期があった。その頃だったと思う。こんな疑問が僕の中に芽生えたのは。

「なぜ、ハリウッドスターは身体を鍛えるのか?」

80年代のシュワちゃんやスタローンは兎も角、一件細身に見える(当時の)トム・クルーズやブルース・ウィルスもよく見れば中々のマッチョである。

社会に出てからはその疑問はより深まった。なぜなら社会的に地位が高い人、それはスーパー多忙な人と同義だが、そんな人ほどエクササイズを欠かさない。一方、一般的な人ほど運動を敬遠する。

両者を分つものは何なのか?

何も難しく考えることではなかった。自分自身の生活に運動を取り入れたことで彼らの思想を腑に落とすことができたから。ではその思想とは何なのか。

身体は道具。

僕らは何をするにも道具を必要とする。畑を耕すには鋤を使うし、文字や絵を描くにも紙や鉛筆を使う。それと同じ。

生きていく上で一番大切で替えのきかない道具。それが「身体」なのである。

職人は道具を大切にする。僕の周りには職人と言われる人が多くいるが彼らは自分が使う道具、それは鉛筆一本だって大事に丁寧に扱いメンテナンスを欠かさない。エグゼクティブが身体を鍛える(整える)のもこれと同じ理由なのである。

さて、今日も身体を鍛え、せめておいしいものだけでも食べようかと思う。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です