art.63 社畜

毎日家に着くのが24時を越える。

大変だと思う。

大変だろうけど、彼らは彼らの今を懸命に生きている。

彼らの人生だ。

他人が兎や角言うべきではない。

でも時間は有限だからそこだけは常に意識しておかなくてはいけないと個人的には思う。

夜のオフィス街を歩いて、ふとこんなことを思った。

art.62 無駄な残業

人間集中できる時間は限られている。

8時間労働で、1時間でも集中できていたらすごい方だ。

なので、定時に上がらず残業している人のほとんどは、ルーティンワークに追われているだけだと理解していい。

もちろん、その人が悪いわけではない。

一人でこなせるルーティンワークのキャパを超えているから残業せざるを得ないのだ。

 

この状況にどっぷりハマると悪いことが2つある。

一つは、あなたの唯一無二の貴重な時間が盗まれること。

もう一つは、集中できなくなること。

人はルーティンワークに追われれば追われるほど、クリエイティブな集中ができなくなる。

これはつまり、すこしむずかしい本を読めなくなるということに繋がる。

由々しき事態だと認識しよう。

art.61 優しい嘘をつくくらいなら・・・

人の話を親身に聞き、アドバイスをくれる人。

いい奴だ。

でももしかしたら、そんな奴は優しさ故に嘘を付いているかも知れない。

言葉は嘘を孕む。

椎名林檎はこう歌った。

確かにそんな気もする。

「優しい嘘」なんて歌のタイトルにありそうだが、優しかろうが厳しかろうが嘘は嘘である。

本当に善い奴は、何も言わずにあなたの側にいる奴かも知れない。

art.60 自分の脳を裏切ろう

脳科学の本なんて読んだってちっとも実感はわかない。

本に書かれている脳に関する知識が、自分の脳に当てはまるのかなんてわからない。

でもそれは僕の脳がわからないだけで、脳は(多分)脳科学の本に書かれているような働きをするのだと思う。

だから、自分の脳すらわからない脳を信用するのではなく、本に書かれている知識を時には信用してもいいんじゃないかと思う。

例えば、「混乱した脳はNoと言う」。

混乱させなきゃいい。

人生の道に混乱して立ち尽くしているのなら、道を一本にすれば脳は迷わない。

さあ「もしダメだったらどうしよう」なんて道は捨てて、どっかの誰か頭のいい人が研究した脳科学を信用してみようじゃないか。

道は一本でいい。

歩めるのは一本の道だけなのだから。

art.59 他者を知り、自己を更新する

筋トレをする人たちは、挨拶がわりに「何キロ上げれますか?」と聞く。

別に勝ち負けでこんな質問しているわけではない(そういう人もいるとは思うが)。

これは自分の基準との「差異」を知るための質問なのだ。

自分はベンチを60キロ。

あの人は80キロ。

この20キロの差異を知るための質問(トレーニーの体重が同じくらいだとして)。

この差異を知らなければ、「自分の限界は60キロだ」と考えてしまい努力をしなくなる。

今の自分を乗り越えるには、他者を知ることは重要なのだ。

さて、今日もおいしいものを食べて、筋トレを頑張ろうかと思う。